耐熱電線について
二宮電線工業の耐熱電線は、耐熱用絶縁材料として最も一般的なガラス繊維を使用したガラス耐熱電線(GB)から始まり、現在ではシリコンゴム、フッ素樹脂、ポリイミド、マイカ、シリカガラス等の様々な耐熱絶縁材料を用いた耐熱電線へ拡がり、それらは多くの分野において好評を得ています。
最近の著しい科学技術の発達は、従来考えられなかった超高温での使用や、耐化学薬品性、絶縁特性、耐候・耐老化性、耐放射線性、高機械強度性、柔軟性等、耐熱電線に対し要求が多様化しています。当社は、新素材のセラミック繊維を絶縁材科として採用するなど、耐熱電線の専門メーカーとしてたゆまぬ努力と研究開発でこれ等の要求に果敢に応えています。また、UL規格認証の耐熱電線の製品拡大も徐々に進めております。
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補足情報
よくあるご質問(FAQ)
耐熱電線について、よく寄せられる質問と回答を掲載しています。
- 許容電流に関して
- カタログに掲載されていない製品について
- 製品の最小曲げ半径や 製作可能な最大条長などに関して
- RoHS2 指令に適合していますか
- 電線・ケーブルの耐用年数に関して
- シリカガラス編組製品の外観(スジ状変色)について
- 技術的なご質問や製品選定に関して
- Q.許容電流値に関してA.許容電流とは、電線に常時流すことのできる最大の電流です。 電線の種類、導体のサイズ、周囲温度、布設方法などにより許容電流の値が決まります。 本カタログ「許容電流表」(P.4 ~ P.9)に通常大気中での開放雰囲気で使用される場合の許容電流値を掲載しています。 なお、製品を電線管などに収めたり、多心で使用される場合は、許容電流表の下部に掲載する電流減少係数を掛けた 値を適用してください。 また、ご使用の電流が許容電流値内であっても自己発熱で電線が高温になることがございますのでご注意ください。 ご使用にあたっては充分な安全を考慮した安全電流でのご使用をお願い致します。
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Q.カタログに掲載されていない製品についてA.カタログ掲載品は、代表的な製品です。弊社ではお客様の幅広いニーズにお応えする為、カスタム品のご依頼に積極的に取り組んでいます。お気軽にお問い合わせください。 参考例として、カスタム仕様の多心ケーブルや細線導体構成電線の写真を下記にご紹介致します。
カスタム仕様の多心ケーブル
カスタム仕様の多心ケーブル、細線導体構成の電線 -
Q.製品の最小曲げ半径や 製作可能な最大条長などに関してA.ご検討されている製品をご連絡ください。回答させて頂きます。
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Q.RoHS2 指令に適合していますかA.本カタログ掲載品は、すべて RoHS 指令( 2011/65/EU)及び 欧州委員会委任指令((EU)2015/863) で定められている10 制限物質について閾値以上の含有が無く、これらの指令に対応しております。 RoHS 指令適合証明書の発行も承りますので、対象製品をご連絡ください。
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Q.電線・ケーブルの耐用年数に関してA.弊社の耐熱電線に関しましては特殊な環境での様々な使用状況が想定される為、耐用年数の目安を設定しておりません。 電線・ケーブルの耐用年数は、布設環境や使用状況により大きく変化します。耐用年数を短くする劣化要因としましては、電気的要因(過電圧や過電流等)、機械的要因(屈曲、振動、捻回、引張等)、熱的要因(高温や低温による物性低下)、化学的要因(薬品や油、各種ガス等)が主に考えられ、それらの複合による劣化も考えられます。
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Q.シリカガラス編組製品の外観(スジ状変色)についてA.上記製品におきまして、製造ロットにより製品外観のシリカガラス上に「黒っぽいスジ状の変色」が見られる場合がございます。 (スジ入り仕様品とは異なります) これは製品外被に塗布する塗料の焼成時に発生する変色であり、製品性能には問題ございませんので安心してご使用ください。 この件についてご不明な点等ございましたら、弊社営業部までお問い合わせください。
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Q.技術的なご質問や製品選定に関してA.電線・ケーブルのご使用にあたって「技術的あるいは製品選定等」で困ったこと、疑問に思ったこと、などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはメールでもお電話でも承ります。
(TEL.042-753 - 4151)(FAX.042-753-4460)( http://www.ninomiya-ew.co.jp)( mail: info@ninomiya-ew.co.jp)